セミナーイベント報告

発展基盤の整備産学連携推進更新日:2017年9月 6日

JBAバイオリーダーズ研修2017

開催日時 2017年8月 3日(木)~2017年8月 5日(土)
会場 幕張セミナーハウス
参加人数 32名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
 2009年開始以来第10回目となるJBAバイオリーダーズ研修を2017年8月3日~8月5日、幕張セミナーハウス(千葉・習志野)において開催した。前回までに計268名の研修生を送り出した実績があり、今回も多様な業種の企業から32名の研修生の参加があった。実際に出願された特許を技術シーズに、2泊3日で集中的に事業化企画を立案するプログラムであり、研修生は全エネルギーを注いでこの課題に取り組んだ。
 

1.事業化企画演習

(国研)科学技術振興機構等のご協力により、次の4つのテーマ、計19件の特許出願案件を用いた。

技術シーズ1  電界誘起マイクロバブル
技術シーズ2  意思伝達支援システム
技術シーズ3  新規miRNA阻害剤
技術シーズ4  光合成プロセス促進

 技術シーズ1からは「超高精度・低侵襲なマイクロバブルインジェクションによる医療デバイス(眼内DDSデバイス等)」、技術シーズ2からは「脳波コミュニケーションを用いた介護支援ツール」、技術シーズ3からは「新規mi RNA阻害剤を用いたアンメットメディカルニーズの高い難治性疾患の治療法」、「新規mi RNA阻害剤を用いた不妊治療法及び非アルコール性脂肪肝炎治療法」、技術シーズ4からは「植物工場の高効率安定化支援パッケージライセンスビジネス」、「高機能性植物・種子の開発と販売」という事業提案がなされた。最終発表後、外部審査員およびファシリテーターが審査を行った結果、「新規mi RNA阻害剤を用いた不妊治療法及び非アルコール性脂肪肝炎治療法」を提案したDチームが、総合優勝となった。

2.企業トップの講演

 企業トップ講演として、宝ホールディングス(株)取締役、タカラバイオ(株)代表取締役社長の仲尾 功一 氏と、旭化成(株)常任相談役、前代表取締役社長の浅野 敏雄 氏に登壇いただいた。仲尾氏からは、優れたバイオ技術をもとに大きく発展してきたタカラバイオの歩みについて、非常に臨場感ある講演がなされた。浅野氏からは、旭化成の事業再編とヘルスケア分野の成長を事例に、イノベーションの重要性とそれを実現する戦略と実行について示唆に富んだ講演がなされた。
 発明が社会で活用されるにはイノベーションが必要で、その担い手には研究だけでなく財務等の知識も必要であることなど、これからイノベーションの中核を担っていく若手に向けて、貴重なアドバイスと熱いエールが送られた。

3.研修生の声(一部抜粋)

  • 異業種の方々とのディスカッションで、自社内の議論ではまず出ないであろうアウトプットを出せた。
  • 普段の研究業務では携わる機会の無い、事業化計画立案を疑似体験でき、経理面、特許の有効性など気づかされる点が多かった。
  • 背景の異なるメンバーが、絶妙なバランスで班分けされていた。
  • 企業トップ講演を聴講することができた。
  • 文系で不安を抱えながらの参加であったが、頼もしいチームメンバーに支えられ大変楽しく過ごすことができた。
  • 年齢の近いバイオ企業の参加者と交流する場としてもたいへん良かった。

 参加者には、この研修を通じて得られた経験や気づきと社外ネットワークを活かして、それぞれの持ち場でイノベーションをおこしてくれることを期待したい。

担当:川嶋、村山

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