セミナーイベント報告

先端バイオ技術情報提供”未来へのバイオ技術”勉強会 更新日:2017年4月21日

"未来へのバイオ技術" 勉強会「ICTと農業をつなぐ~AI(アグリインフォマティクス)の現状と展望」

開催日時 2017年3月22日(水)
15:00~18:00
終了後、交流会あり
会場 (一財)バイオインダストリー協会
参加人数 62名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協力・協賛 (一社)情報処理学会、人工知能学会、農業情報学会、システム農学会、データサイエンティスト協会、日本農芸化学会、日本生物工学会

気候変動が作物成長に与える影響の定量的予測分析とその適応策

辰己 賢一 氏(東京農工大農学研究院 農業環境工学部門 准教授)

気候変動が作物の成長特性に与えるさまざまな変化や影響が世界規模で懸念されている。本セミナーでは、生育調査や時空間ビッグデータを活用した作物生産性予測モデリングの開発に関するいくつかの適用事例や技術的課題を紹介された。


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AI(アグリインフォマティクス)の現状と展望

神成 淳司 氏(慶應義塾大学環境情報学部准教授/内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室長代理、副政府CI)

AI農業(Agri-InfoScience)とは、今後急速に失われていく可能性のある篤農家の作物生産における暗黙的な知見を、ICT技術を用いて「形式知」化し、他の農業者や新規参入者等に継承していく取り組みである。この取り組みの概要を、全国各地での取り組み等を踏まえ、まとめた。

機械学習及び人工知能による農作物の表現型予測

石井 一夫 氏(東京農工大学 農学府・農学部 特任教授)

演者らは、ゲノム情報や各種の生体情報をもとに、機械学習やAIを用い数理モデルを作成し、生物の表現型予測を行うことを検討している。比較的材料の豊富な臨床検体を用いた場合、そのような予測が可能であることを示した。今回、植物や細菌などにおいても同様の予測が可能であることを示した。

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辰己氏には、農業と情報技術の融合の展望がイメージできた、データのサンプリング周期の最適化について興味がある、等の感想が寄せられた。
神成氏は、環境でなくものを見よ、農業における「匠」の価値、熟練農家の技術保護、データは誰のものか、といった重要なキーワードを示し、「匠」の技やノウハウに対しても対価が生じるような、しくみの確立の必要性について語った。
石井氏には、研究の意義と多様な応用可能性について理解できた、との感想が寄せられた。

担当:矢田

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