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“未来へのバイオ技術”勉強会 10月度 月例会
未来発酵技術の基盤研究 シンプルバイオ

(10/4 東京)


 化成品製造プロセスへのバイオテクノロジーの導入は、温暖化ガスの発生量を削減し、省エネ・省資源、安全で環境にやさしい物質生産プロセスとして、低炭素・資源循環型社会のキーテクノロジーである。
 見事に組み立てられた評価系と、わずかな差異を見逃さない観察眼、それらを解析的に考察し、新たな探索モデルをデザインする創造性が、発酵微生物の育種、酵素活性の探索技術において、モノづくり日本バイオの強みの根幹をなしてきた。近年のゲノム、発現遺伝子、タンパク質、代謝物の解析技術の急速な進歩にともない、膨大なオミクス情報入手が可能となり、網羅的変異株ライブラリーが登場するなど、データの解析を基にした生物現象の分子レベルでの解析と情報を基にした生物反応の制御、設計が視野に入りつつある。
 本勉強会では、生体触媒利用技術を可能な限りシンプル化し、バイオプロセスの無駄を徹底的に削減することにより、多様な化成品製造プロセスへのバイオテクノロジーの導入を可能とする新しい「ものつくりバイオ」の基盤技術開発に関する話題を取り上げる。


日 時

 平成22年 10月 4日(月) 16:00〜17:40 
(終了後、簡単な交流会17:40〜18:30)

会 場

 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室→〔MAP
 東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8F

 アクセス:
  ・地下鉄日比谷線「八丁堀」A4出口 徒歩1分
  ・JR京葉線「八丁堀」B1出口 徒歩4分

  【 プログラム 】
16:00〜16:50

  「シンプルバイオ−バイオプロセスの無駄を徹底的に省く
                    新しいバイオプロセス技術−」


  大竹 久夫(大阪大学大学院工学研究科 教授) 

 バイオリファイナリー技術に続いて、多様な化成品製造を可能とする「ものつくりバイオ」の技術開発が、今後世界の潮流になるだろう。従来の生体触媒利用技術は、化学触媒利用技術に較べ複雑で手間も掛かるためコスト高になりやすく、化成品製造プロセスへの進出が阻まれてきた。化成品製造分野に生体触媒利用技術を導入するには、生体触媒利用技術を化学触媒利用技術並みに簡素化するとともに、バイオプロセスが内包する無駄を徹底的に削減する必要がある。そこで、生体触媒利用技術を可能な限りシンプル化し、バイオプロセスの無駄を徹底的に削減することにより、多様な化成品製造プロセスへのバイオテクノロジーの導入を可能とする新しい「ものつくりバイオ」の基盤技術開発について紹介する。

16:50〜17:40

 「超好熱菌の解剖」

  今中 忠行 (立命館大学生命科学部生物工学科 教授)

 我々は1994年に鹿児島県小宝島の硫気孔より超好熱始原菌Thermococcus kodakaraensis KOD1株を単離・同定した。本菌は絶対嫌気性・従属栄養の超好熱菌であり、60-100℃という広い生育温度範囲を示す(至適85℃)。我々は様々な観点から本菌の解析を進めてきたが、まずその生命維持機構の全容解明を目指して、ゲノム解析、DNA microarrayを利用したtranscriptome解析、遺伝子破壊系の構築を進めてきた。その結果、多くの新規酵素や新規代謝経路を発見することができた。また応用の観点からも研究を進めてきた。
  耐熱性有用酵素としてはKOD DNA polymeraseをはじめ、数多くの糖質関連酵素、基質特異性の異なるprotease、炭酸固定酵素であるRubisco等の特性を検討してきた。特にDNA polymeraseはPCR用酵素として最高の性能を示すため市販され世界中で好評を博している。さらに本菌は高い水素生産能力を有することから、バイオマスを利用したエネルギー製造も大いに期待できる。また超好熱菌における生体成分(タンパク質、DNA,細胞膜など)の耐熱性(好熱性)についてその分子機構にも触れてみたい。

  【 参加方法 】
参加費

 JBA会員(法人会員および個人会員):無料、  非会員:3000円(税込み)

お申込

盛況のうちに閉会いたしました。ありがとうございました。

お問合せ

 ◆E-mail :miraibio@jba.or.jp (※@を大文字で記載しています)

 ◆お問合先 : 
   〒104-0032
   東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
   財団法人バイオインダストリー協会 "未来へのバイオ技術"勉強会事務局
   担当: 矢田・森下・穴澤

 ◆TEL&FAX : TEL:03-5541-2731 / FAX:03-5541-2737


更新日: 2010年  8月 23日
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