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バイオテクノロジーの基礎用語辞典(7ページ中の1)

1.バイオテクノロジー
バイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)の合成語。生物の持つ様々な働きを上手に利用し、人々の暮らし、医療、健康維持増進、食糧生産、地球環境保全等に役立てる技術。
2.発酵
有機物が微生物の作用によって分解され有用物質に変換される、微生物の働きを利用した技術。(例:酒、みそ、納豆ほか)
3.品種改良
品種改良は育種ともいい、品種を目的にそった性質に改良すること。品種改良の定義は「生物の遺伝的性質を改良する技術」。
4.遺伝子組換え
ある生物から目的とする遺伝子を取り出し、改良しようとする生物にその遺伝子を導入し、新しい機能や性質を生物に組み入れること。品種改良を、より進化させた技術。
5.組織培養(ウイルスフリー)
切り取った組織の一部を試験管などで人工的な栄養分を与えながら、無菌的に育てる方法。大量生産やウイルスフリー化などに利用する。
6.酵素利用
『酵素』はタンパク質の一種で、物質を分解、合成、転換などをする機能があり、その機能を利用した技術。
7.生分解性プラスチック
通常のプラスチック製品と同じように使用できて、使用後は土壌中または海水中の微生物によって分解され、最終的に”自然に還る”プラスチック。
8.クローン
持っている遺伝子がまったく同じ生物をクローンという。自然界では一卵性双生子。挿し木をして殖やした植物もまったく同じ遺伝子を持っているので、クローン。もとはギリシア語で植物の「小枝」を意味している。
9.突然変異
突然変異は遺伝子を増やすとき(細胞が増えるときに)に偶然に起こる現象。率としては非常に少なく10万から100万分の1程度しか起こらない。
10.三倍体
染色体(通常は二倍体)を三倍体にすることで、魚、牡蠣等を大きくすることができる。
魚介類は、自然界でも三倍体が見られ、その品質がよいために、開発された技術である。
なお、染色体とは細胞の核内にあり、遺伝子情報を担う遺伝子(DNA)集合体をいう。有性生殖をする生物は通常二倍体の染色体を持つ。染色体の数は生物によって異なる。たとえば人間の場合は23対(組)46本、イネは12対24本である。
11.遺伝子
親から形質(顔、皮膚や目の色など)の受け継ぎを決定するのが、遺伝子。地球上の生物(人間、動物、植物、微生物)全てが「遺伝子」を持っている。
12.遺伝子治療
遺伝子が原因となっている疾患に原因「遺伝子」の機能を補う働きのある「遺伝子」を体内に組み込む治療方法。

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