JBA_Activity Report_2025
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tropeRytivitcA_ABJi4 scpoT5202Topics社会実装WG:水平分業による産業育成《事業化までの距離に応じた連携支援》バイオものづくりの社会実装を志向する企業・団体・機関研究開発WG:将来の産業化に通じる基盤活動推進《基盤研究の国プロ化・政策提言》新設アルコール・バイオマス 新資源生物変換 醗酵と代謝 植物バイオバイオものづくりフォーラム個社では解決が困難な共通課題に取り組む 2024年6月に改定された「バイオエコノミー戦略」で、今後育成していく産業領域の1番目として微生物や動植物の細胞などを使い、物質を生産する「バイオものづくり」やバイオマスプラスチックなどの「バイオ由来製品」の分野が据えられました。 本分野は脱炭素や持続可能な開発目標(SDGs)に貢献できるポテンシャルが見込まれていますが、市場が未成熟な状態が続いています。 そこでJBAでは、本分野で企業の事業化に伴う課題解決に向けた取組みを産学官や自治体等との緊密な連携の下で進め、産業化を加速させることを目的として、「バイオものづくりフォーラム」を発足させました。 これまでJBAの4研究会(発酵と代謝研究会、アルコール・バイオマス研究会、新資源生物変換研究会、植物バイオ研究会)に横串を通す組織として機能してきたグリーンバイオイノベーションフォーラム(GIF)は、本フォーラムの研究開発ワーキンググループ(WG)へと改組しました。 加えて、事業を展開するための環境整備や、消費者への受容を促す仕組みづくりなどを担う社会実装WGを新設しました。 本フォーラムでは2つのWGを一体運営し、産業構造の最適化を通じて、バイオエコノミー社会の実現を図るための活動を行っていきます。 2024年度は8回のセミナーを開催すると共に、新設した社会実装WGのキックオフイベントを2024年11月25日に、また研究開発WGも含めたフォーラム全体のキックオフイベントを2025年3月12日に開催しました。 今後、本分野の課題解決策を議論する場を順次設けて、活動を本格化させていきます。 JBAをはじめとするバイオ関連10団体主催の賀詞交歓会を、2025年1月8日パレスホテル東京において、産学政官より530名を超える関係者出席の下、開催しました。 永山 治 JBA理事長・JABEX世話人代表が、目標達成のカギは、アカデミアと連携し、産業界の大きな利益を生み出す成功事例を次々と創出し、投資や人材の増加を促し、研究開発を活性化させる「正のサイクル」へとつなげることであると挨拶したのち、来賓の竹内 真二 経済産業省大臣政務官、武見 敬三 参議院自由民主党議員会長 前厚生労働大臣、古川 俊治 バイオサイエンス推進議員連盟会長より祝辞をいただきました。 続いて、駐日リトアニア共和国特命全権大使オーレリウス ジーカス氏、サウジアラビア王国特命全権大使ガーズィー ファイサル エス ビンザグル氏も加わり、吉田 稔 JBA会長の発声により乾杯が行われました。 大勢の参加者による活発な交流が行われ、会場は熱い雰囲気に包まれました。総会キックオフイベントJBA 名誉理事長 永山 治 氏JBA 会長 吉田 稔 氏乾杯「バイオものづくりフォーラム」の発足バイオ関連団体合同賀詞交歓会「アカデミアと産業界との連携による成功事例創出が今年のカギ」

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