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最新号の目次

2026 VOL.84 NO.5

2026 VOL.84 NO.5   

巻頭言

・B&I 委員会のこだわり(栗原 達夫)

新理事に聞く!(5)

・住友化学(株) 水戸 信彰氏、東京大学 石川 俊平氏

目で見るバイオ

・組織透明化技術を用いた全身/全臓器解析(松本 桂彦・吉田 将太・上田 泰己)

総説

・全身・全臓器3D全細胞アトラスの構築技術と応用展望(松本 桂彦・吉田 将太・上田 泰己)

要旨
組織透明化、3次元イメージング、画像解析の進展により、臓器全体や全身の細胞分布を単一細胞解像度で捉える全細胞アトラスの構築が可能になりつつある。CUBIC-Atlasは、細胞座標を点群データとして扱い、領域情報や分子情報、薬剤応答を統合できる基盤である。本稿では、その技術的特徴と、創薬における標的探索、薬効評価、安全性評価への応用可能性、今後の展望を概説する。

・CRISPR-Casシステム~実用的ゲノム編集技術開発からその後の発展まで~(石野 良純)

要旨
CRISPR-Cas9がゲノム編集技術に応用できることが提唱されてから14年、それが評価されてノーベル化学賞が授与されてから6年が経つ。この技術は瞬く間に世界中に広がり、日常的に利用されるようになった。ゲノム上の標的の遺伝子を効率よく改変できるこの技術はポストゲノム時代に欠かせないものとなり、遺伝子組換え技術、PCR技術と並ぶ分子生物学の革命的技術と捉えることができる。基本技術が確立されると、その改良やそこから派生する関連技術が次々と開発されるものである。本稿ではCRISPR-Cas9を利用したゲノム編集技術の誕生から、現在も発展し続けているCRISPR-Cas技術についての紹介とともに、今後の展望について述べる。

解説

・低メタノール応答C1酵母による医薬品関連タンパク質生産(津田 将志・野中 浩一・千葉 靖典)

要旨
メタノール資化性酵母(C1酵母)は異種タンパク質性医薬品の生産宿主として有用だが、本酵母を用いた実製造では、毒性、爆発性があるメタノールの大量使用が問題となる。本稿では筆者らが開発したC1酵母による新規低メタノール濃度誘導型生産系について解説する。

トピックス

・細菌が放つ「ナノカプセル」が特定の遺伝子を運ぶ仕組み(高野 壮太朗・岡本 章玄)

・アデノ随伴ウイルスベクター製造を支える国産宿主細胞HATの樹立(平井 悠吾)

・植物表面を破る病原糸状菌の付着器超高圧発生のしくみ(熊倉 直祐・宮澤 佳甫)

通性嫌気性細菌由来プラズマローゲンの発見と組換え大腸菌による好気的生産

(土居 克実・本庄 雅則)

・オーキシン代謝制御でのアミノ酸結合体配糖体化の重要性(榊原 均)

・生合成前駆体の供給強化による各種ヘム依存性酵素の生産性向上(加藤 俊介)

・腸内細菌におけるグリコーゲン分解酵素の活性制御の多様性(菖蒲 啓悟・髙井 真由・福田 庸太・井上 豪)

・吸血蚊の生存と卵成熟を両立させるアミノ酸代謝の制御(加藤 祐介・佐久間 知佐子)

バイオの窓

・醸造、発酵、精密発酵(五味 恵子)

産業と行政

・細胞培養産業のエコシステム形成に向けて
―ベンチャークラウド構想からみた現在地と展望―
(近藤 昭彦・松田 朋子)

特集

第9回バイオインダストリー奨励賞 受賞業績

・感染免疫学的解析に基づく選択的CD8陽性T細胞誘導HIVワクチン抗原の開発(石井 洋)

・細胞外マトリクスに結合させる新規がん免疫療法の開発(石原 純)

・根圏特化代謝産物を介した植物マイクロバイオータ相互作用の機能解明と利用(杉山 暁史)

・ヒトバイオロジーの解明を目指した生理的培養モデル活用の基盤構築とその産業応用展開(高橋 裕)

・バイオの夜明け~スタートアップが今熱い!~(5)
 (株)ジェクスヴァル・(株)Epsilon Molecular Engineering
(松永 充博・近藤 平人)

JBAニュース

・BIO International Convention 2026 San Diego 参加報告

・「量子コンピュータ創薬活用検討タスクフォース(QDDTF)」の始動

・会員の動き

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