10/30,31 アルコール・バイオマス研究会主催「東広島バイオ関連研究施設見学会」開催報告
2025年10月30日(木)〜31日(金)、東広島市にある3つのバイオ関連研究施設を訪問する見学会を開催しました。最先端の研究現場を間近で見学し、研究者の方々と直接交流できる貴重な機会となりました。
1.産業技術総合研究所 中国センター
センターの概要説明に続き、酵素改良やガス発酵微生物の育種、ナノセルロース材料の活用・製造などについて最新の成果や応用例をご紹介いただきました。現場では活発な質疑応答が行われ、研究の奥深さを実感しました。
2.酒類総合研究所
研究所の歴史や役割をご説明いただいた後、自然発酵による醸造に関する科学的知見について講演を拝聴しました。さらに、備蓄米を使った純米酒などの利き酒を体験し、酵母の違いによる風味の差について意見交換が盛り上がりました。
3.カーボンリサイクル(CR)実証研究拠点(NEDO)
Gas-to-Lipidsバイオプロセスや海水を利用したCO₂固定化技術、微細藻類産業の価値向上を目指す研究と、CRの最前線を見学しました。担当者から、技術の詳細や実用化に向けた課題について丁寧な説明を受け、未来の可能性を感じる時間となりました。
今回の見学会は、初めて一泊二日で開催。1日目の夜には、見学先の技術者を交えた懇親会も行われ、交流の輪が広がりました。参加者からも、「研究の最前線を知ることができた」「自由な討論ができて良かった」といった声が寄せられ、充実した2日間となりました。

(写真左から、産総研中国センター前、酒類総研前、日本微細藻類技術協会(IMAT)前)

来年度も開催予定ですので、ご興味のある方は、ぜひアルコール・バイオマス研究会への入会をご検討ください。
ご入会ご希望の方は、こちらよりご連絡してください。
なお、ご入会はJBA法人会員またはJBA個人会員(アカデミア)の方に限らせていただいており、お申し込み後アルコール・バイオマス研究会会長の承認をもって、入会とさせていただきます。
アルコール・バイオマス研究会事務局
担当:清水、和田、村尾








