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先端技術情報セミナー:3D細胞培養技術と社会実装

  • 食料
更新日:2023年7月24日
3D細胞培養技術による創薬支援/がん個別化医療、培養食糧、再生医療のトピックスと、未来タンパク資源の大量培養、スケールアップに要する技術と人材育成について紹介

開催概要

【開催日時】 2023年8月3日(木)14:00~16:00 

【会場】 MS-Teams

【定員】 500人

【主催】 (一財)バイオインダストリー協会

【後援】 (公社)日本農芸化学会(予定)

【協 賛】 (公社)日本生物工学会(予定)
企画協力:JBAバイオエンジニアリング研究会、創薬モダリティ基盤研究会 、Food Bio Plus研究会

開催概要

14:05~14:55

凸版印刷の3D細胞培養技術invivoid?~抗がん剤開発から培養肉製造まで
北野 史朗 氏(凸版印刷(株)、大阪大学大学院工学研究科 先端細胞制御化学(TOPPAN)共同研究講座 招へい准教授)
演者は、大阪大学大学院松崎教授と共同開発した3D細胞培養技術invivoid?による創薬支援/がん個別化医療、培養食糧、そして再生医療をスコープに協働パートナーと研究を推進している。本講演では、以下3つのトピックについて研究の背景から、これまでの道のり、今後の展開までお話しいただく。
①がん研究会とのinvivoidにより作成した患者のがん環境を模倣した立体組織「がん患者アバター」を用いた抗がん剤選択検査に向けた研究
②invivoid?を用いた培養肉研究と培養肉未来創造コンソーシアムの紹介
③invivoid?により作成した乳房移植を目指した再生医療への取組み
培養肉製造にも取り組んでいる。筋肉の細胞以外に、サシとなる脂肪や血管になる細胞の増殖方法を見出し、できあがった筋肉、脂肪、血管の細胞を、3Dプリンターを用いて、直径0.3~0.6ミリの細長い線維状にし、何本も束ねて一つの肉の塊にすることに成功。線維が同じ方向にそろった、肉本来の味わいを楽しめるステーキのような培養肉を目指している。

14:55~15:45

未来タンパク資源の大量培養、スケールアップに要する技術と人材育成
長森 英二 氏(大阪工業大学 工学部 生命工学科 准教授)
バイオ由来製品の社会実装を目指して、生産技術の標準化、試作支援、技術者教育の3つを柱にNEDOのプロジェクト「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」に参画し、2021年に「バイオものづくりラボ」を開設。バイオリアクターを0.25Lサイズで32連、1Lサイズで12連、5Lサイズで4連と、他大学にない数量とラインナップで設置している。さらに教育用としては国内では唯一、30Lサイズの定置滅菌バイオリアクターを完備し実務技術者のOJT教育を推進している。培養技術者を重労働から解放するための仕組みづくり・アプリ開発にも取り組む。本講演では、未来タンパク資源の大量培養、スケールアップに要する技術と人材育成について展開していただく。
*本件はNEDOバイオものづくりPJの活動成果である。

15:45~16:00

総合討論

※講演プログラム・講師について ⇒  こちらをご参照下さい。(PDF 907KB)

参加方法

講演会参加費

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お申し込み締め切り

 8月1日(火)
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。

お問い合わせ

(一財)バイオインダストリー協会(担当:橋本、矢田、岸本、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)