【開催日時】 2024年6月11日(火)14:00~16:15
【会場】 MS-Teams
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会 バイオエンジニアリング研究会
【JBA会員限定】バイオエンジニアリング研究会では、前⼩委員会活動(バイオ⼈材DX⼩委員会)を発展させ、新たな小委員会「バイオ由来製品の開発を加速するDX化・機械化・⾃動化」をスタートした。
3月21日に開催したプレ討論会後のアンケートでは「セミナー開催による課題抽出」と、「意見交換の活動を最重要視したい」との意見が圧倒的であった(次点は、政策提言にむけた意見交換、国プロ立ち上げに向けた活動)。
そこで、小委員会キックオフにあたり、3つの最新技術紹介ののち、十分な時間をとって意見交換を行いたい。
培養データ蓄積、統合、解析、可視化を支援する「培養データ解析支援アプリ(BMDS)」
~培養実務者の作業負担を軽減し、アイディアで勝負できる次元へ
長森 英二 氏(大阪工業大学工学部 生命工学科 教授、当研究会リーダー)
NEDOバイオものづくりPJで開発され、既に多くの皆様に問い合わせを頂いている培養データ解析支援アプリ(BMDS,Bio-Manufacturing lab. Data analysis Supporting system)について紹介する。その特長は、
・培養装置や分析機器に蓄積されるデータをクラウド上に読み込み統合、解析、図示
・共通の雛形を用いることで属人的なデータ管理から脱却(過去データの活用が可能に)
・利用者毎に自律したクラウド環境(箱)が作られるため、セキュリティ面は万全
開発中のアプリの紹介や、使用希望者の受付、今後開発してほしい機能などについて参加者からのご意見をうかがいたい。
AI×発酵により、次世代の培養技術を目指す
河合 哲志 氏((株)ちとせ研究所 バイオ生産部 部長)
これまで経験豊かな培養者が五感で感じ取ってきた変化を代替または五感では捉えられないパラメータをデータ化するセンシング技術、 時々刻々と変化する培養の状態変化を予測し最適化する技術、さらに独自の機械学習モデルによるAI自動制御技術を組み合わせることで、 人がこれまでに踏み込むことのできなかった高度な培養制御を実現するバイオ生産マネジメントシステムを開発している。
この技術を広く活用いただき、育種技術(ちとせ独自の不均衡変異技術)と培養技術の両輪でバイオエコノミー拡大に貢献していきたい。
浮遊細胞用通気撹拌バイオリアクターを用いた AAV ベクター生産培養プロセス開発
高木 良智 氏((株)シンプロジェン 医療ビジネスユニット ファウンドリ部 執行役員 ファウンドリ部 部長)
遺伝子治療用製品の承認品目が誕生して以降、近年、様々な疾患に対してAAVベクターを用いたin vivo 遺伝子治療が試みられている。
その結果、AAVベクターを全身投与する例も増えており、より生産性が高くスケールアップ性に優れた製造プロセスの開発が求められる。
本講演では、通気撹拌バイオリアクターを用いたHEK293細胞による浮遊系AAVベクター生産培養プロセスについて紹介する。
座長: 長森 英二 氏(大阪工業大学工学部 生命工学科 教授、当研究会リーダー)
*紹介した3題の技術を事例に、さらなる社会実装とブレイクスルーに向けた課題抽出と解決法を討論する
※講演プログラム・講師について ⇒ こちら をご参照下さい。(PDF 1,353KB)
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6月9日(日)
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:橋本、矢田、岸本)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)