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大学連携セミナー/ 5大学が挑む「食と健康」Innovation~共創で拓く社会実装のリアル

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更新日:2026年2月19日
社会実装を本気で目指す研究者が、自ら語る「食と健康」大学発イノベーションの最前線。

開催概要

【開催日時】 2026年3月16日(月)14:00~16:45

【会場】 JBAオフィス先着20名およびZoom によるオンライン開催 定員500名

【会場URL】 https://www.jba.or.jp/images/JBAmap1_new.jpg

【定員】 20人

【主催】 (一財)バイオインダストリー協会

【協力】北海道大学、東北大学、新潟大学、千葉大学、名古屋大学
【協賛】  (公社)日本生物工学会(予定)
「食と健康」をテーマに、社会実装を本気で目指す研究が集まる場。各大学のURAが、企業との連携を強く期待する"推し研究者・推し研究成果"を
厳選し、選ばれた研究者自らが登壇します。大学ごとの強みを背景に、研究の本質や可能性、課題、そして社会実装・事業化へと踏み出すための道筋を提示。大学発研究を次の事業や社会価値創出につなげたい企業にとって、共創の起点となる本気のセミナー!!
※総合司会:名古屋大学(幹事校)
※一部の方は都合によりオンラインで登壇となります。

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プログラム

14:00-14:10 

開会挨拶
幹事大学

14:10~16:40

各大学発表
(URA等大学関係者プレゼン5分+講演20分+質疑応答各5分)×5大学

14:10~14:40

"舌が肥える"は訓練でつくり得る
― 味覚記憶の可塑性と、食・医療・ヘルスケアへの応用展開 ―

海老原 覚 氏(東北大学大学院 医学系研究科 臨床障害学分野 教授)
ソムリエや美食家がもつ鋭敏な味覚は、生得的な才能ではなく「味の記憶」を鍛えることで獲得されうる。本講演では、5種類の甘味を用いた味覚想起訓練により、ヒトが微妙な味の違いを記憶・識別できるようになることを実証した最新研究を紹介する。味覚感受性が学習によって向上するという知見は、味覚障害や高齢者の食欲低下に対する新たなリハビリテーション法としての可能性に加え、食品開発、官能評価人材の育成、減塩・減糖設計、パーソナライズド栄養、ウェルビーイング志向の食体験設計への応用を強く示唆する。医療現場での実践例も交え、味覚科学の社会実装と産業応用の展望を議論する。

14:40~15:10

多様な水産脂質成分の健康機能
~エーテル型脂質が切り拓く生活習慣病予防と筋機能維持への新展開
別府 史章 氏(北海道大学大学院 水産科学研究院 機能性分子化学研究室 准教授)
海洋生物が豊富に持つ多様な水産脂質成分に着目し、これまで褐藻由来カロテノイドや魚介類リン脂質のメタボリックシンドローム予防効果を分子栄養学的アプローチで明らかにしてきた。本講演では、深海性魚介類や底生生物に特徴的なエーテル型脂質が筋芽細胞の分化を制御し筋形成および筋機能維持に寄与する可能性について紹介する。EPAやDHAといったn-3系多価不飽和脂肪酸とは異なる、化学構造に起因する特徴的な作用を示す本成果は、健康維持・疾病予防への海洋資源の有効利用や、未利用資源の機能性活用に向けた科学的基盤を提供するものであり、持続的な食・健康社会への貢献が期待される。

15:10~15:40

米発酵食品の健康機能性効果~骨や歯などの硬組織代謝改善をめざして~
柿原 嘉人 氏(新潟大学大学院 医歯学総合研究科・新潟大学日本酒学センター 助教)
米発酵食品は、日本の食文化を支えてきた一方で、その健康機能性の多くは未だ十分に解明・活用されていない。本講演では、酒粕を中心とした米発酵食品に含まれる発酵由来成分が、骨や歯に代表される硬組織の代謝を調節し、組織の恒常性維持や修復に寄与する可能性について紹介する。これまでの研究から、酒粕抽出物は閉経後骨粗鬆症モデルにおいて骨量減少を抑制し、骨吸収と骨形成のバランスを改善する作用を示すこと、さらに歯科領域では象牙芽細胞の活性化を介して修復性象牙質形成を促進することが明らかとなっている。本研究は、単なる酒造副産物として扱われがちな酒粕を骨や歯の健康を支える機能性素材として再評価する試みである。新潟の豊富な発酵資源を基盤に、フードロス削減と健康寿命延伸を両立させる、食と医療をつなぐアプローチを提案したい。

15:40~16:10

"アスパラガス"の未来を拓く ~ポテンシャルを秘めた近縁種~
菅野 明 氏(千葉大学大学院 園芸学研究院 教授)
アスパラガスは食用として広く親しまれている野菜ですが、既存の品種では遺伝的な幅が小さく、耐病性などの形質向上には限界があることが知られています。一方、アスパラガスには多くの近縁野生種が存在し、その中には病害に強いもの、健康に役立つ機能性成分を含むもの、観賞用や薬用として利用されるものなどがあり、多面的な可能性が秘められています。本講演では、こうした近縁種を活かしたアスパラガス新品種の育成研究を紹介するとともに、近縁種を含む"アスパラガス"の活用拡大や新たな価値創出の可能性について紹介します。 

16:10~16:40

産業応用に適した酵素の「SMART」な開発
Damnjanovic Jasmina 氏(名古屋大学大学院 生命農学研究科 准教授)
バイオ触媒(酵素を用いた化学変換)は、温和な条件下で機能し、高い選択性、低環境負荷という特長を有しており、持続可能な社会(SDG 2,3,7,12,13)の実現に大きな可能性を秘めています。しかし、その産業応用には酵素の安定性、基質範囲、触媒効率の最適化が不可欠であり、タンパク質工学、特に指向性進化がその鍵となります。指向性進化には、膨大な変異遺伝子ライブラリーから目的酵素を効率的な選択が必要ですが、従来法は低速であることや高コストであることが課題となっています。近年のバイオインフォマティクスの進展(de novo設計、機械学習など)により、我々はSMART(Single Molecule Assay on Ribonucleic acid by Translated product)技術を開発しました。mRNAディスプレイを基盤とするSMARTは、高スループットスクリーニング、次世代シーケンシング、バイオインフォマティクスを統合し、新規酵素を簡単・迅速・スマートに創出する革新的プラットフォームです。機械学習も活用し、産業応用に適した優れた特性を有する酵素配列が予測可能になります。今回はそんな「SMART」な技術をご紹介します。 

16:40~16:45

閉会挨拶

交流タイム・情報交換会(現地のみ)(1時間程度)

参加方法

講演会参加費

無料

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お申し込み締め切り

 3月14日(土)

※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。

お問い合わせ

(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、中戸川、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)