【開催日時】 2026年8月27日 (木) 14:00~16:40
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
【協賛】(公社)日本生物工学会(予定)
酵素研究は生命科学の基盤でありながら、いま新たな広がりを見せている。
分子機構の解明に加え、細胞内での酵素集合体による代謝制御や、物質生産への応用など、研究の射程は大きく拡張している。
酵素研究は現在、静かではあるが確かな転換点に差しかかっている。
本セミナーでは、分子・細胞・産業の視点から酵素研究の現在地を見つめ直す。
理論と実験から迫る酵素反応速度論の新展開
千葉 洋子 氏(理化学研究所 環境資源科学研究センター 理研ECL研究ユニットリーダー)
同じ反応を触媒する酵素の基質親和性 (Km)に4桁に及ぶ多様性があるのはなぜか。本問いを追及する理論および実験研究を行い、酵素反応速度を高めるために重要な因子を決定した。
さらに、Kmは反応速度だけでなく基質分配においても重要であることを見出した。これら発見は目的に適した酵素の合理的開発を加速し、バイオものづくり等への応用が期待される。
酵素は集まって働く:酵集合体が生み出す代謝制御
三浦 夏子 氏(大阪公立大学大学院 農学研究科 准教授)
酵素が細胞内で集合体(G-body)を形成する現象に着目し、その形成条件や代謝制御との関係を、微生物を中心に解析してきた。低酸素条件下では酵母の解糖系酵素群が可逆的に集合し、糖代謝の状態変化と密接に関わることを明らかにしている。さらに、酵素を意図的に集めて働かせる技術は、食品・医薬品・健康食品・日用品などに用いる酵素の高効率利用や、環境負荷低減につながる新たな技術基盤として期待される。
産業用酵素の社会実装を支える技術革新
中西 貴士 氏(ノボザイムズジャパン)
産業用酵素の社会実装には、目的用途に適した酵素機能の向上と、生産性の高い微生物宿主の開発が不可欠である。Novonesisでは、グローバルな研究開発体制のもと、日本の基盤研究所が酵素生産微生物の育種・改良に重要な役割を担っている。本発表では、AlphaFold2をはじめとするAI/MLツールを活用した酵素設計・高機能化に加え、自動化技術による生産株開発の取り組みについて、具体例を交えて紹介する。
総合討論「酵素研究の次の10年:これからどこへ向かうのか ― 分子・細胞・産業の視点から ―」
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2026 年8月25日(火)
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
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(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、中戸川、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)
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