【開催日時】 2024年3月11日(月)13:30~15:00
【会場】 Zoom配信
【定員】 200人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会 広報部 大賞・奨励賞事務局
創薬を始め、バイオテクノロジーの知恵を結集した画期的なプロダクトの創出には、生命科学分野の基盤技術開発が極めて重要である。近年、高度な疾患診断技術や網羅的な生命情報の解明に必須なツールが次々と開発されている。
2023年度第7回バイオインダストリー奨励賞受賞者二名の先生から、生体内に存在する数千種類を超える酵素の網羅的解析技術、分子生物学・生化学的アプローチと数理シミュレーションを融合した遺伝子制御高度最適化技術に関する最先端の研究成果と未来への展望を紹介いただく。
オープニングトーク JBA事務局
「Proteoform レベルの酵素機能網羅的解析に基づく疾患診断技術の開発」
小松 徹 氏(東京大学大学院薬学系研究科 助教)
生体内には数千種類を超える酵素が存在し,これらの活性異常が疾患と関わる例が数多く知られています。私たちは,血液中や疾患組織中の酵素活性の変化を1分子ごとに網羅的に解析する基盤技術を開発し,疾患と関わる酵素の機能異常を理解し,かつこれに基づく疾患の早期診断法を樹立することを目指した研究を行ってきました。特に,血液中の1分子酵素活性網羅的解析によって,早期膵臓がんのバイオマーカー酵素活性候補の発見をおこない,更なる技術の発展と併せて本技術の社会実装に向けた取組みを進めています。
「遺伝子制御技術を最適化する数理シミュレーションの構築」
鈴木 洋 氏(名古屋大学大学院医学系研究科 教授)
次世代シーケンサーを中心としたゲノムワイド解析技術とRNA干渉やCRISPR/Cas9システムなどの分子ツールの発展は、現代の医学・生命科学において網羅的な生命情報の解析に必須です。これまでに、分子生物学・生化学のアプローチと数理シミュレーションを融合することにより、RNA干渉(マイクロRNA)とCRISPR/Cas9システムという遺伝子制御技術の2大分子ツールを最適化することに成功してきました。今後、さらに新たな遺伝子制御の分子ツールの開発に挑戦していきます。
クロージングトーク
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2024年3月9日(土)
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:近藤、北清)
E-mail:jba.award(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)