【開催日時】 2025年9月29日(月) 14:00~16:10
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
協 賛:日本生物工学会 (予定)
近年、猫との共生を科学で支える新たなアプローチが急速に進んでいる。本セミナーでは、「猫の長寿化」と「アレルギー対策」という、愛猫家・社会双方にとって切実な課題を最前線の研究者が解説する。猫特有の慢性腎臓病を克服する画期的なAIM創薬の進展と、人と猫の快適な共生を阻む動物アレルゲンを分解する革新的な光触媒技術の最新成果をご紹介する。 人とペットがともに健やかに暮らす未来に向けた、希望に満ちた研究の今をご覧ください。
AIMネコ薬の実用化に向けて
宮﨑 徹 氏((株) IAM CAT 代表取締役) 猫の腎臓病の主因は、ネコ特有のAIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)タンパク質が活性化せず「体内ゴミ」を除去できないことにある。宮﨑氏はこの仕組みを解明し、AIMを補うことで腎臓病を予防・治療する薬の開発を推進。治験開始が目前に迫るネコ用AIM薬に加え、体内AIMを活性化する天然成分やサプリメントの開発も進んでおり、人と猫の健康を同時に見据えた創薬の最前線を紹介する。
酸化チタン型光触媒技術による溶液・乾燥状態イヌアレルゲンとネコアレルゲンの分解
間 陽子 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻 地球規模感染症制御学講座 特任教授)
犬猫アレルギーは人とペットの共生を阻む深刻な問題である。間氏の研究は、酸化チタン型光触媒を用いて、イヌおよびネコアレルゲンを分解し、IgE抗体との反応性を失わせることに世界で初めて成功した。この技術は、空間や物質に付着したアレルゲンを無害化できる可能性を持ち、人とペットが共に暮らしやすいバリアフリーな社会の実現に貢献する。
総合討論
総合討論 ネコと人との未来の共生を見据え、疾患予防と環境改善の両面から「科学ができること」 「社会が期待すること」を議論したい。
※講演プログラム・講師について ⇒ こちら をご参照下さい。(PDF684KB)
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2025 年9月27日(火)
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
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(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、中戸川、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)