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Cutting-edge Bio-seminar 12/ 日本の「美味しい食材」を適正に保護する:DNAによる品種識別法活用と知財対応

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更新日:2025年5月30日
日本の美味しい食材(野菜、果物など)の海外流出の課題解決に貢献する品種識別技術の開発の現状と展望に加え、知財の観点から育種の時点から国内で保護の重要性について語って頂く。育種、知財ご担当者、必見セミナー。

開催概要

【開催日時】 2025年6月27日(金)15:00~16:20

【会場】 Zoom

【定員】 500人

【主催】 (一財)バイオインダストリー協会

協 賛:日本生物工学会(予定)
Coordinator: 新城 雅子 氏(奈良先端科学技術大学院大学 客員教授)

多様性を重視し、世界に羽ばたくedgeの効いた方々をお招きするシリーズの第12弾。
今回は、日本の美味しい食材(野菜、果物など)の海外流出の課題解決に貢献する品種識別技術の開発の現状と展望に加え、知財の観点から育種の時点から国内で保護の重要性について語って頂く。クロストークではカンキツの育種基盤研究者をディスカッサーとして迎え、討論を行う。育種、知財ご担当者、必見セミナー。

プログラム

15:00~15:05

はじめに 

15:05~15:30

食の安心・安全に貢献する作物の品種識別技術の開発
門田 有希 氏(岡山大学 学術研究院 ゲノム遺伝解析学研究室)
作物の品種育成には多大な労力と膨大な時間が必要であり、育成された優良品種は我が国が誇るべき貴重な財産である。しかしながら、これら優良品種が海外へ不当に流出し、無断栽培される事態が発生しており、社会的な問題となっている。このような権利侵害を立証し、育成者権を保護するためには作物品種を正確かつ迅速に識別できるDNA検査技術の開発が不可欠である。演者らは、さまざまな作物種を対象にDNAマーカーを利用した品種識別技術を開発してきた。そこで本講演では、演者らが開発してきた技術について、最近の研究成果も交えて紹介する。

15:30~15:55 

アジアにおける模倣品の現状と農産品の輸出における留意点
柴田 富士子 氏 (弁理士法人 綾船国際特許事務所)
日頃、何気なく口にしている国産の野菜や果物の味は海外では高く評価されており、「日本産」は、安心、安全で美味しい食品を示す1つのブランドとなっている。一方、日本産でない果物の包装に「日本」「北海道」等の日本の地名を表示する、日本産でないコメの包装に「真珠米」と漢字で表示する等、想像を超えるような産地偽装が海外で行われている。産地偽装は「日本産」という信用へのただ乗りとして行われているが、粗製乱造によって味が落ち、評価が下がるという負のスパイラルも起きている。
海外で何が起きているかを紹介し、知財を有効に利用して対処する手段を紹介したい。

15:55~16:20

クロストーク 

Coordinator:新城 雅子 氏(奈良先端科学技術大学院大学 客員教授)
Discusser :   遠藤 朋子 氏(農研機構 果樹茶業研究部門)



※講演プログラム・講師について ⇒  こちら をご参照下さい。(PDF1,057KB)

参加方法

講演会参加費

無料

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お申し込み締め切り

 6月25日(水)

※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。

お問い合わせ

(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、中戸川、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)