【開催日時】 2025年10月17日(金)13:00~15:00
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
固形がんの治療開発においては、がん細胞が血管外に塊状に存在する構造的特性により、薬剤の腫瘍内部への浸透性が著しく制限されること、さらに、薬剤の標的となるタンパク質の発現ががん細胞間で不均一であることが、大きな障壁となっています。こうした物理的・生物学的な要因によって、既存治療の効果が限定的となる中、本セミナーでは、従来の枠組みを超える革新的なアプローチについて、2回に分けて紹介します。
ご挨拶
JBA事務局
CD8+T細胞疲弊解除による抗腫瘍免疫の増強
吉村 昭彦 氏(東京理科大学生命医科学研究所 教授)
がん微小環境におけるT細胞疲弊は、CAR-T細胞療法を含む免疫療法の有効性を損なう主因の一つである。我々はT細胞疲弊を担うチェックポイント分子群を発現誘導する転写因子NR4aファミリーを発見した。NR4aを欠損したCAR-T細胞は固形がんに対して顕著な抗腫瘍効果を示した。疲弊回避による治療効果の向上に向けた新たなアプローチを議論する。
iPS細胞由来の免疫細胞による新しい細胞治療の開発
金子 新 氏(京都大学iPS細胞研究所 教授)
iPS細胞由来の免疫細胞は「若返り」の特性を持ち、体内での持続的な抗腫瘍効果が期待される。本セミナーでは、iPS細胞から再分化させたT細胞やナチュラルキラー(NK 9細胞を用いた、がんや自己免疫疾患に対する新たな治療法について解説する。また、金子氏が臨床試験を実施しているiPS細胞由来CAR-NK細胞製剤「iCAR-ILC-N101」についても紹介する。
総合討論
無料
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2025 年10月15日(水)
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:中戸川、矢田、北嶋)
E-mail:nakatogawamck(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)