【開催日時】 2025年4月17日(木)14:00~16:30
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
【後援】 後援:日本農芸化学会(予定)
協 賛:日本生物工学会(予定)
企画協力:ヘルスケア研究会、機能性食品研究会
噛むことが全身の健康や生活の質に与える影響に注目し、最新研究を基にした3つの講演をお届けする。オーラルフレイル予防の新展開やガムの健康効果、介護予防の一環としての咀嚼チェックガム、先進的な口腔治療法の開発に関する具体的な事例を通じて、口腔ケアの可能性を深掘りし、健康寿命の延伸を目指したい。【講演30分+質疑応答10分×3題+総合討論15分】
オーラルフレイルのエビデンスと新たな展開
田中 友規 氏(東京大学 高齢社会総合研究機構・未来ビジョン研究センター特任講師)
フレイルは健康と介護の中間状態で、生活習慣や疾患、口腔機能の低下が進行の要因となる。特にオーラルフレイルは、歯の喪失や口腔機能の衰えにより全身の健康リスクを高めるが、適切な介入で改善可能である。咀嚼能力や舌筋力の低下などの指標が設定され、ガムを週30分以上噛む高齢者では、オーラルフレイルや認知機能低下のリスクが低いとされている。また、「カムカム教室」など地域連携の取り組みは、口腔機能だけでなく社会性や栄養状態の向上にも効果を発揮。フレイル予防には歯科医師だけでなく地域や産業界の協力が重要で、簡便な咀嚼トレーニングの普及が期待される。口腔ケアや定期歯科検診は全世代を対象に進めるべきである。
咀嚼チェックガムを用いた咀嚼能力評価と介護予防
濵 洋平 氏(東京科学大学 大学院 医歯学総合研究科 高齢者歯科学分野 講師)
超高齢社会における介護予防の一環として、咀嚼能力評価が注目されている。
東京医科歯科大学(現東京科学大学)と株式会社ロッテが共同開発した「キシリトール咀嚼チェックガム®」は、咀嚼前は緑色、咀嚼後は赤色に変化する特性を利用し、咀嚼能力を簡便に数値化できるツールである。未就学児から高齢者、義歯装着者まで幅広い層に適用可能で、研究や臨床、健康管理ツールとして使用されている。咀嚼チェックガムを用いて評価した咀嚼能力はフレイル、サルコペニア、認知症などとの関連が報告されるなど、介護予防にも役立てることができる。2022年には噛んだ後の咀嚼チェックガムをスマートフォンで撮影することで咀嚼能力評価ができるアプリケーションもリリースされ、その簡便性、応用性はますます高まっている。今回は咀嚼チェックガムについて紹介するとともに、咀嚼能力評価と介護予防の関連について考えていきたい。
口腔粘膜炎治療を目的とした新規治療剤の開発
廣瀬 香織 氏(東京理科大学 薬学部 薬学科 助教)
がん化学療法中に生じる口腔粘膜炎は、疼痛を伴い患者の睡眠障害や摂食障害を生じる。重症化した場合はがん化学療法による治療中断を余儀なくされ、患者の予後に影響を与える。その対策として様々な医薬品が医療現場では用いられているが、がん化学療法の副作用によって嘔気を生じやすい状態にある患者にとっては使用性および製剤の保持性に課題がある。本研究室では、植物由来の高分子多糖類であるキシログルカンと緑茶抽出物を用いたゲル製剤を開発および評価し、従来品における課題解決に取り組んでいる。今回は、医療現場での口腔粘膜炎治療の現状を踏まえ、本研究内容について報告する。
ディスカッション (15分)
※講演プログラム・講師について ⇒ こちら をご参照下さい。(PDF 1,528KB)
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2025年4月15日(火)
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、橋本、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)
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