【開催日時】 2025年5月30日(金)15:00~16:40
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
協 賛:日本生物工学会(予定)
Coordinator: 新城 雅子 氏(奈良先端科学技術大学院大学 客員教授)
多様性を重視し、世界に羽ばたくedgeの効いた方々をお招きするシリーズの第11弾。
今回はヒト最大の臓器であり体の内外から影響を受ける皮膚の科学の活用と課題、今後の展望について討論したい。化粧品 食品 製薬分野以外の分野からも課題提起歓迎。
はじめに
これからの化粧品・化粧品原料の有用性評価~ Evidence based cosmeticsのための取り組み~
岡野 由利 氏((株)CIEL)
(株)CIELは化粧品や外用剤に配合される成分や最終製剤の皮膚に対する作用に関する技術コンサルティングを業務としている。現在、化粧品業界においては動物実験を実施しない方向が主流となる中、どのようにしてヒトの皮膚に対する作用を前臨床評価において検証するかというのは大きな課題である。演者らは従来、単層細胞系、多細胞のコンビネーション系および三次元培養皮膚モデルを用いた系を用いてEvidenceを得るべく検討を行ってきたが、近年、皮膚の機能は、皮膚を構成する細胞、さらに基質とのクロストークによって制御されているということが報告されるようになった。そこで我々はヒト摘出皮膚を用いた実験施設をフランスに設立して検討を開始した。本会では我々が普段使っている評価系を比較解説し、目的によって評価法を使い分ける方法について紹介させていただく。
これからの化粧品の必要条件~ 美肌は健康なマイクロバイオームとともに ~
柴垣 奈佳子 氏((株)資生堂みらい開発研究所)
自然界のいたるところで目に見えない微生物が働いている。ヒトの身体も例外ではない。皮膚では複数種の菌が生態系を構成しておりスキンマイクロバイオームと呼ばれている。本来は、健全な皮膚の状態を維持するために貢献する皮膚常在菌であるが、状況によってはトラブルの原因にもなり得る。
演者らは基礎研究によって、望ましい皮膚常在菌と皮膚との関係を明らかにしつつ、その関係を乱さない、あるいは修復するような化粧品を開発していくことが必要であると考えている。
具体例として、敏感肌の皮膚常在菌叢研究を紹介したい。
クロストーク これからの皮膚科学・スキンケア: 課題と評価系、先端技術と産学連携
皮膚の内と外からの影響、経口摂取からの影響
肌特性及びマイクロバイオームの個人差・年齢差・地域差
「本当に効く」 「well-being」 「サステナブル」 「使いやすい」 スキンケア
Coordinator:新城 雅子 氏(奈良先端科学技術大学院大学 客員教授)
※講演プログラム・講師について ⇒ こちら をご参照下さい。(PDF 878KB)
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5月28日(水)
※参加者名簿は主催者・講師等で共有いたします。
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※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、中戸川、北嶋)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)