【開催日時】 2025年8月28日(木)14:00~16:00
【会場】 Zoom配信
【定員】 500人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会
固形がんの治療開発においては、がん細胞が血管外に塊状に存在する構造的特性により、薬剤の腫瘍内部への浸透性が著しく制限されること、さらに、薬剤の標的となるタンパク質の発現ががん細胞間で不均一であることが、大きな障壁となっています。こうした物理的・生物学的な要因によって、既存治療の効果が限定的となる中、本セミナーでは、免疫細胞を基盤とした革新的なアプローチについて、2回に分けて紹介します。
ご挨拶
JBA事務局
がん微小環境における免疫抑制機構の解明とその治療応用
西川 博嘉 氏(京都大学大学院医学研究科 教授 / 国立がん研究センター 分野長)
固形がん治療の新たな地平を切り拓く鍵は、「がん微小環境(TME)」における免疫機能の理解にある。本セミナーでは、TMEにおけるT細胞の活性化および抑制のメカニズムについて最新の知見を交えて解説する。また、これらの理解に基づいた今後の治療戦略の展望について議論する。
CARで固形癌に挑むー神経芽腫ー
木村 正伸 氏(ティーセルヌーヴォー(株) 取締役 副社長)
ティーセルヌーヴォー(TCN)では、固形癌を念頭に、GITRLを配した次世代CARを開発している。GD2は神経芽腫をはじめとし、複数の固形癌で発現している。これまで複数の会社がGD2 CARの開発を試みたが良好な成績は得られていなかったが、最近、複数の良好な臨床成績が報告されてきている。これらの臨床データを紹介しつつ、TCNのCARの相違点、今後のスコープについて紹介する。(なおGD2 GITRL CARの神経芽腫での開発は創薬ベンチャーエコシステム強化事業(第4回)に採択された。)
総合討論
無料
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2025年8月26日(火)
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:中戸川、矢田、北嶋)
E-mail:nakatogawamck(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)