【開催日時】 2026年1月26日(月)14:00~16:30
【会場】 MS-Teamsによるオンライン会議
【定員】 200人
【主催】 (一財)バイオインダストリー協会 創薬モダリティ基盤研究会
本セミナーでは、創薬モダリティ基盤研究会のsmeWG(新治療技術)が注目する先端技術を紹介します。JBA会員であればどなたでもご聴講いただけます。
※本講演会は、JBA法人会員、JBA個人会員(アカデミア)限定となっています。

ご挨拶
事務局
座長
北 寛士 氏((株)カネカ / 創薬モダリティ基盤研究会smeWG(新治療技術)リーダー)
放射性リガンド療法の全体像
深瀬 浩一 氏(大阪大学放射線科学基盤機構 特任教授)
放射性リガンド療法は、放射性核種で標識した低分子化合物・抗体・ペプチドが腫瘍細胞の特定分子に結合し、放出される放射線によって選択的にがんを攻撃する治療法です。診断用と治療用の核種を使い分けることで、同じ標的に対して画像診断と治療を一体的に行う「ラジオセラノスティクス」として発展しています。本講演では、放射性リガンド療法の原理と国内外の開発動向、β線核種からα線核種への展開がもたらす技術的・臨床的課題について概説します。
アルファ放射体製造の動き
豊嶋 厚史 氏(大阪大学放射線科学基盤機構 教授)
高エネルギーで飛程の短いα線核種は、正常組織への影響を最小限に抑えながら、がん細胞を高効率に殺傷できる次世代モダリティとして期待されています。中でもアスタチン(211At)は、サイクロトロンで製造可能な国産α線核種として注目されており、日本では大阪大学を含めた5つの拠点が協力して供給体制を整備しています。本講演では、アスタチン製造のターゲット材の改良、品質管理・標準化の課題、さらに臨床応用を見据えた増産体制の構築に向けた最新の取り組みについて紹介します。
アスタチンを用いた標的アルファ線治療の医師主導治験
渡部 直史 氏(大阪大学放射線科学基盤機構 特任准教授)
国産アスタチン(211At)を標識した標的リガンドによる標的α線治療が、国内で初めての医師主導治験として開始され、現在進行中です。本講演では、難治性甲状腺がんに対するアスタチンを用いた標的α線治療の治験結果、去勢抵抗性前立腺がんに対する低分子/ペプチド型PSMA標的薬[211At]PSMA-5の化合物設計、および非臨床成果と臨床試験成果の進捗状況を報告します。また、医学・理学・核物理学連携のもと、日本発の標的α線治療の確立に向けた展望について議論します。
質疑応答
無料
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2026年1月24日(土)
※参加登録完了後に申込完了メール、前日にリマインドメールを送信いたします。
※セミナーURLは申込完了メールとリマインドメールメールに添付いたします。
※メールが届かない場合は、下記担当者にご連絡下さい。
(一財)バイオインダストリー協会(担当:中戸川、北嶋)
E-mail:nakatogawamck(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)
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