イベント・セミナー

"未来へのバイオ技術"勉強会

  • 農林・水産
更新日:2023年1月24日
「次世代食の受容拡大のための3つのチャレンジ!!」

開催概要

【開催日時】 2023年1月31日(火)14:00~16:30

【会場】 Zoom配信

【定員】 500人

【主催】 (一財)バイオインダストリー協会

【後援】 (公社)日本農芸化学会(予定)

【協賛】 (公社)日本生物工学会
新規開発食品の受容拡大のためには、美味しさ、栄養価など品質の向上とともに、消費者に刺さる訴求力が必要と思われる。次世代食の受容拡大のための3つのチャレンジを取り上げる。刺さる訴求ポイントをともに考えよう。

プログラム

14:10~14:50

新たな代替肉「菌肉」開発プロジェクト
萩原 大祐氏(筑波大学 生命環境系 准教授)
演者は、麹菌が地球を救う!を合言葉に、培養した麹菌によって代替肉をつくる「菌肉」開発プロジェクトを推進している。栄養素を混合した液体培地で、わずか数日の培養で得られる麹菌体は、天候に左右されず効率的に生産できる「食品」である。酒粕などの未利用資源を用いた培養も可能で、地球にやさしい未来の食料生産の一角として期待される。また麹菌は日本の「国菌」として認定されており、味噌や甘酒を通じて食経験もあり、消費者にとって非常に身近な発酵微生物である。ここに美味しさも加えれば、エコ、ストーリー性、食機能を備えた、最高の代替肉素材になる。

14:50~15:30

心理学アプローチで昆虫食受容の拡大を目指す
元木 康介氏(東京大学大学院 経済学研究科 マネジメント専攻 講師)
演者は外的要因が食や消費者行動に及ぼす影響について研究している。主に色・形・音・温度といった五感情報(商品の色、ブランドロゴの形、部屋の温度、広告音声など)が、いかに食品評価・購買行動に影響するかをこれまで明らかにしてきた。また、新奇食品受容に関する心理学研究を複数おこなってきた。講演では心理学的な視点から、昆虫食受容に関連する要因について紹介する。

15:30~16:10

コオロギ食をもっと美味しく、においを改善!
今泉 鉄平氏(岐阜大学応用生物科学部 応用生命科学課程食品生命科学コース
農産食品プロセス工学研究室 助教)
演者は食用昆虫の生産・素材加工・利用に関するプロセスの最適化について検討を行っている。ブランチングと乾燥温度がコオロギパウダーの風味に及ぼす影響を検証し、美味しさを考慮した加工手法を検討してきました。また、農産物生産時に生じる残渣利用を想定したコオロギの飼育にも取り組み、フードロス削減とともに栄養的価値の操作を試みている。

16:10~16:30

クロストーク

※講演プログラム・講師について ⇒  こちら をご参照下さい。(PDF 946KB)

参加方法

講演会参加費

下記フォームよりお申し込みください。

お申し込み締め切り: 1月27日(金) 17:00
*メールアドレスご入力の際はお間違いのないようご注意ください(間違っていたら開催通知が届きません)。
*お申込時には申込完了メール、セミナー開催2日前迄には開催通知をお送りする予定です。
メールが届かない場合は、開催の1営業日前までに下記担当者にご連絡下さい。

お問い合わせ

(一財)バイオインダストリー協会(担当:矢田、岸本)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)