"未来へのバイオ技術" 勉強会「バイオ素材百花繚乱13~生き物からの学びを柔軟ゲル材料に生かす」

開催日時 2018年11月7日(水) 14:00~16:50
開催場所 (一財)バイオインダストリー協会
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協力・協賛 (公社)日本農芸化学会、(公社)日本生物工学会(予定)
備考 15:50~16:00 休憩
17:00~17:30 交流会

プログラム

14:00~14:10  はじめに
14:10~15:00 卵白を素材とする高強度ゲル材料
野島 達也 氏(中国 東南大学 准教授)
演者らは、卵白を素材とした高強度ゲル材料の開発に成功した。このゲルは、演者が開発したタンパク質凝縮技術によって卵白タンパク質を一定間隔に集合させた後に加熱することで形成される。開発したゲルは手で潰せる柔らかさを持ちながらも、通常のゆで卵の白身の150倍以上の圧縮破壊強度を示す。生分解性もあるため、医療用機能性素材や新食感の食品開発への応用が期待できる。卵の白身という誰もが知っている物質を出発として、その新たな価値を生み出した研究として期待されている。
15:00~15:50 鋼鉄の5倍丈夫な繊維強化ハイドロゲル
黒川 孝幸 氏(北海道大学GI-CoREソフトマター、北海道大学大学院 先端生命科学研究院 ソフト&ウェットマター研究室 教授)
演者は、生体軟組織の構造と機能との関係を理解することによる多彩なソフト&ウェットマター研究を行っている。いきものから学んだ秩序性を人工物の創製に生かし、噛み切れないゲル、くっつくゲル、くっつかないゲル、カラフルゲル、細胞を操るゲル、低摩擦ゲルなどユニークなゲルを作成している。
このほど、繊維とゲルとの複合により、金属よりもタフ(丈夫)な「繊維強化ゲル」を創出した。
本繊維強化ゲルのタフネスは、繊維織物単体の25倍、ゲル単体の100倍の値であり、両者の相乗効果によって強靭化したことを示している。繊維強化ゲルのタフネスは、ゲルのタフネスと連動して増大することから、超強靭化は、繊維とゲル間およびゲル内部に存在する多量のイオン結合に起因すると推定される。ゲルの代わりにゴムを用いることにより、強靭な繊維強化ゴムも開発可能である。本ゲルは、高信頼性・高耐久性の柔軟材料として、生体組織の代替材料や工業用材料などへの適用が期待される。
16:00~16:50 光で粘弾性を制御可能な高分子物質: ナマコに学ぶ網目の可逆的切断・再生
本多 智 氏(東京大学大学院 総合文化研究科広域科学専攻 助教)
光刺激に応答して流動・非流動状態を制御可能な高分子物質を開発した。ナマコに学ぶ網目の可逆的切断・再生を合成高分子で模倣することによって溶媒成分を使用することなく材料の流動・非流動状態を制御することが可能となった。光をあてた部分のみを思い通りに再造形・変形させられる素材や接粘着剤への応用が期待される。
17:00~17:30 交流会

参加方法

講演会参加費 JBA法人会員、JBA個人会員(アカデミア所属): 無料
協力・協賛学会会員: 無料
JBA法人会員でない企業(事業者)に所属する個人会員: 5,000円(税込)
非会員: 10,000円(税込)
交流会参加費 無料
お申し込み 下記フォームより、お申込み下さい。
お問い合わせ 〒104-0032
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
(一財)バイオインダストリー協会
TEL:03-5541-2731
(担当:矢田、村瀬、穴澤)

お申し込みフォーム

11月6日12時をもってお申し込みの受付を終了しました。以降のお申し込みにつきましては担当者にご連絡ください。

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