平成30年度新資源生物変換研究会シンポジウム「『農芸化学』でバイオエコノミーを支え、拓く」

 バイオエコノミーとは、再生可能な生物資源の産業利用や食糧安全保障を、生物多様性と地球環境保全を担保しながら進めようとする革新的な経済活動であり、ドイツなどの欧州各国や東南アジアが中心となって、全地球規模で実施されている。バイオエコノミーを端的に表現すると、『生物圏に対する負荷の無い(負荷のより少ない)経済活動を基盤とした、未来社会を再構築する世界的な動き』(東大:五十嵐 圭日子 氏)となる。我が国では未だ認知度が低い言葉ではあるものの、国際的に観ると、今後バイオエコノミーを基盤として、産業活動が評価されつつ展開していくことが、当然の流れとなってくるものと思われる。
 バイオエコノミーを進展させるためには産官学それぞれからのアプローチが必須である。そこで、バイオエコノミー具現化のためのカギと認識されている、ゲノム情報をはじめとしたビックデータの利活用を多面的に取り上げるシンポジウムを企画した。農芸化学の特徴的分野である、生命・食・環境それぞれの分野における、ビッグデータの産業応用と社会実装についての研究や開発の状況をご講演いただき、農芸化学の優位性をいかにバイオエコノミー時代にアピールしていくべきかを見据えたシンポジウムとしたい。
 具体的には、水産、環境修復、微生物、醸造の分野での先端的研究を通して、バイオエコノミーへの道筋を議論する。

開催日時 2019年3月27日(水) 9:10~12:00
会場 日本農芸化学会2019年度 大会内
東京農業大学 世田谷キャンパス 1号館142番教室(1階)
主催 (一財)バイオインダストリー協会 新資源生物変換研究会
共催 日本農芸化学会、(一財)バイオインダストリー協会 発酵と代謝研究会、アルコール・バイオマス研究会、グリーンバイオイノベーションフォーラム(GIF)
備考 日本農芸化学会大会 シンポジウム番号 4S24

プログラム

  • 「バイオエコノミーと農芸化学会への期待」
     藤島 義之 氏((国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 技術戦略研究センター海外技術情報ユニット)
  • 「環境DNA分析による生物相モニタリングと環境評価への応用」
     山中 裕樹 氏(龍谷大学 理工学部環境ソリューション工学科 講師)
  • 「環境微生物群のモニタリング・機能強化による新たな環境バイオ技術の開発」
     堀 知行 氏((国研)産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 環境管理研究部門 環境微生物研究グループ 主任研究員)
  • 「バイオレメディエーション技術を活用した塩素化エチレン類の土壌汚染対策」
     小松 大祐 氏((株)エンバイオ・エンジニアリング)
  • 「硝化菌の可培養化を基盤とする硝化複合微生物群のデザイン」
     安藤 晃規 氏(京都大学 農学研究科応用生命科学専攻応用微生物学講座 助教)
  • 「清酒醸造の自動制御の新たな扉 AI活用によるブレイクスルー」
     秦 洋二 氏(月桂冠(株) 常務取締役製造副本部長兼総合研究所長)

ちらしは こちら (PDF 127KB)

参加方法

講演会参加費 日本農芸化学会の参加資格によります。
※本シンポジウム参加費は日本農芸化学会参加費に含まれます。
※大会参加費は日本農芸化学会にお支払いください。JBAでの会費取り扱いはありません。
お申し込み 日本農芸化学会2019年度について参加をお申し込みください。
お申し込みは こちら
お問い合わせ (一財)バイオインダストリー協会
新資源生物変換研究会 事務局(担当:本山・村瀬・尾崎・青木)
TEL:03-5541-2731

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