"未来へのバイオ技術"勉強会「バイオの匠~未来へつなぐ技術伝承」

培養工学を学んだ若手技術者が見つからない、どこにいるのか、との声を聞くことがある。バイオ生産技術、発酵技術の技術伝承、継承者の不足による、熟練技術者が長年培ってきた知見やノウハウの消失を防がなければならない。 本セミナーを契機に、我が国のバイオの匠たちの技術継承について考えてみたい。

開催日時 2020年2月21日(金) 13:30~17:30
開催場所 (一財)バイオインダストリー協会
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協賛 (公社)日本生物工学会、日本動物細胞工学会、化学工学会バイオ部会
後援 (公社)日本農芸化学会(予定)
備考 【オーガナイザー】
 長森 英二 氏(大阪工業大学工学部 生命工学科生物プロセス工学研究室 准教授)
※ 各講演30分、質疑応答10分

プログラム

13:30~14:10 技術伝承こそが我が国発酵工学の喫緊の課題
長森 英二 氏(大阪工業大学工学部 生命工学科生物プロセス工学研究室 准教授)
我が国では、培養技術に関わる実践的な技術者教育を行っている研究室がほとんどなくなっている状況であり、ファーメンターを触ったことのない40代以下のアカデミアが増えている。産業界側のニーズに基づくバイオ生産技術・装備の時代に即したアップグレードに加え、開発プロセスの飛躍的な高効率化を下支えする高度産業基盤を産学協働で作り上げることが期待されている。培養技術者育成の重要性について訴えたい。
14:10~14:50 コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産マネジメント
笠原 堅 氏((株)ちとせ研究所 バイオ生産マネジメント本部長)
多様なセンサ由来データを活用して導く全く新しい生産性指標と、匠の域にある培養技術との相関関係を元に、人間が理解できない複雑な因果関係をAI技術で凌駕するバイオ生産マネジメントシステムを開発している。開発するシステムをバイオエコノミー市場の基幹とすべくグローバルな情報基盤を構築している。当日は、現在の取組みと今後の展望について紹介する。
14:50~15:30 脱炭素社会の実現を目指したグリーンバイオプロセスの開発
乾 将行 氏((公財)地球環境産業技術研究機構(RITE) バイオ研究グループ グループリーダー)
非可食バイオマス由来の混合糖を同時に利用し、原料に含まれる発酵阻害物質の影響を受けない、増殖非依存型の「RITEバイオプロセス」を用いて、スマートセル創製技術を駆使した生産菌により、通常の発酵法では生産が困難な芳香族化合物やアルコール等の実用化生産技術を開発中。国産「バイオ×デジタル技術」によるバイオエコノミー社会の実現を目指している。
15:40~16:20 機能性植物成分を生産する植物細胞培養技術とその事業展開
秀崎 友則 氏((株)植物ルネサンス 社長)
健康食品や化粧品、医薬品業界では植物に由来する機能性成分の需要が堅実に伸長している。これまでは自然からの採取や栽培が主流となり、原料植物の調達が行われていたが、これらは植物資源の枯渇や環境破壊といった地球規模の問題を招く要因となっている。我々は植物細胞培養技術を活用することで、価値ある植物資源を活かす、持続可能な取組みを進めている。
16:20~17:00 有機物を主原料とする"微生物活躍型"養液栽培技術と国内外での展開
有富 グレディ 氏((株)ティエラポニカ 社長)
有機物と微生物を活用した養液栽培技術によって、化学肥料への依存を減らした新しい循環型の栽培モデルを構築。現在普及している養液栽培とは一線を画し、養液の原料に有機物を用いることで作物の味・香りを高め、主に国内外の都心部や土壌の乏しい地域において付加価値の高い農業ビジネスを展開している。
17:00~17:30 総合討論
17:30~18:00 名刺交換会

参加方法

講演会参加費 JBA法人会員、JBA個人会員(アカデミア所属):無料
協力・協賛・後援学会会員: 無料
JBA法人会員でない企業(事業者)に所属する個人会員:  5,000円(税込)
非会員:10,000円(税込)
お申し込み 下記フォームより、お申し込み下さい。
お問い合わせ 〒104-0032
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
(一財)バイオインダストリー協会
TEL:03-5541-2731(担当:矢田、渡邊、岸本)

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