"未来へのバイオ技術"勉強会「未病マーカー」
未病との向き合い方、未病マーカー研究の最先端についてご紹介いただく。
開催日時 | 2021年1月28日(木) 16:00~18:20 |
セミナー形式 | Zoom配信(定員90名) |
主催 | (一財)バイオインダストリー協会 |
協力・協賛 | (公社)日本生物工学会、日本未病学会、(一社)日本オプトメカトロニクス協会(予定) |
後援 | (公社)日本農芸化学会(予定) |
プログラム
16:00~16:10 | はじめに |
16:10~17:00 | 未病を取り巻く現況と我が国の課題 吉田 博 氏(日本未病学会(旧 日本未病システム学会) 理事長、東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座 教授、東京慈恵会医科大学附属柏病院 副院長・中央検査部診療部長) 持続可能な社会保障のためには、病気を未然に防ぐことや疾病の悪化を防ぐ「未病」への対策が根本的に求められる。未病~病気のスペクトラムはグラデーションになっていてシームレスの状況にあるともいえる。医師のみならず歯科医師、薬剤師、臨床検査技師、栄養士、看護師、東洋医学、機能性食品分野、メンタルヘルス、運動エクササイズ、疫学・公衆衛生学分野など、多くの職種が一堂に集まり、「チーム未病」として皆が知恵と力を合わせて実り多い活動を推進し、社会の期待に応えるべきである。2018年12月に成立した「脳卒中・循環器病対策基本法」があり、それと呼応して2019年には、「脳心血管病予防に関する包括的リスク管理チャート」という統合的な血管病管理指針が発信された。その内容も加味して未病について講演いただく。 |
17:00~17:40 | メタボリックシンドロームの未病マーカーとしてのレムナントリポタンパク質 時田 佳治 氏(群馬大学大学院保健学研究科 助教、女子栄養大学栄養科学研究所 客員准教授) 演者らは高脂肪食やフルクトースに代表される精製糖の習慣的な摂取によって引き起こされる食後レムナントリポタンパク質(RLP)の上昇が、RLP代謝において重要な役割を果たしているVLDL受容体を介して内臓脂肪の増大やインスリン抵抗性のイニシエーターであるとする仮説を提唱している。本講演ではこの仮説について説明するとともに、フルクトース投与群での解析結果を紹介する。 |
17:40~18:20 | 光センシングによる簡便な未病検出システムの開発と予防医療への応用 數村 公子 氏(浜松ホトニクス(株) GSCC(Global Strategic Challenge Center) ビジネス・アクセラレータ プロジェクト推進グループ 主査) 演者らは、自然免疫の最大の担い手である好中球(白血球の一種)に着目し、疾患発症や老化促進に関与する活性バランスの乱れ(酸化ストレス、免疫低下、慢性炎症)を未病マーカーとして、早期に簡便に検出できる手法を開発した。講演では、原理、開発経過、実用化への残された課題について、解説いただく。 |
※講演プログラム・講師について ⇒ こちら をご参照下さい。(PDF 661KB)
参加方法
講演会参加費 | 無料(JBA会員、協賛・後援会員限定) |
Zoom参加 | 下記フォームよりお申し込みください。 お申し込み締め切り: 1月25日(月) 17:00 |
お問い合わせ | (一財)バイオインダストリー協会 〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階 TEL: 03-5541-2731 (担当:矢田、岸本) E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください) |
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