"未来へのバイオ技術"勉強会 「生物間コミュニケーションは未来を拓く」

生態系のなかで見出されたユニークなコミュニケーションに注目し、それらが実社会にいかに役立つかについて、しっかりと思いを巡らせてみませんか?!

開催日時 2022年8月5日(金)14:00~16:30
セミナー形式 Zoom配信(定員200名)
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協賛 (公社)日本生物工学会(予定)
後援 (公社)日本農芸化学会(予定)

プログラム

14:00~14:40 海底の嫌気生態系機能回復を導く細菌同士のパートナーシップ
青柳 智 氏((国研)産業技術総合研究所 環境創生研究部門 環境生理生態研究グループ 主任研究員)
海底に堆積した有機物層では、上層のごく一部分を除いて酸素が枯渇しているため、嫌気性微生物が有機物の分解を担う。一方で高負荷な有機物の流入により嫌気生態系の分解機能が弱まり、海底環境が悪化することがある。発表者らは安定同位体追跡法を駆使することで、分解機能が低下した海底由来の津波堆積物において、硫黄酸化細菌と硫酸還元細菌の間で炭素源の伝達を介した協力関係の形成と、その結果生じる多様な嫌気微生物の活性化(嫌気生態系機能の回復)を初めて明らかにした。これらのことは、沿岸域海底の新しい保全・管理技術の確立に大きく貢献すると期待される。
14:40~15:20 地下茎で繋がった植物の株間でのコミュニケーション機構
榊原 均 氏(名古屋大学大学院 生命農学研究科 教授)
植物成長調節を支える情報のやりとりを遺伝子レベル、分子レベルで理解することは、作物生産性の維持や向上に向けた科学技術開発につながる重要課題の1つである。発表者らは栄養繁殖をする野生イネ(Oryza longistaminata)のラメット(=栄養繁殖によって作られた同一の遺伝子型をもつ個体)が、不均一な窒素栄養条件に晒された場合、窒素欠乏側のラメットからの情報を受けて、窒素十分側のラメットで相補的に多くの窒素を吸収・同化し、窒素十分側のラメットの成長を優先させることで、群落として巧みに応答する仕組みを明らかにした。このことは、複雑な環境下で生き延びる植物の振る舞いの一端を明らかにしたもので、植物バイオマスの生産性向上などへの応用が期待される。
15:20~16:00 共生細菌のちからで害虫が農薬に強くなる助け合いの仕組み
菊池 義智 氏((国研)産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門微生物生態工学研究グループ グループリーダー (兼)北海道大学 大学院農学院 客員准教授)
異なる2種の生物が共生することで、生物は全く新しい機能を獲得することがある。その一例として、動植物が体内に有用な細菌を保持する「内部共生」が広く知られている。産総研では、農業害虫のホソヘリカメムシが、農薬を分解する微生物と内部共生することで、昆虫自身が農薬抵抗性を獲得する現象を発見した。同時に、共生細菌が持つたった一つの遺伝子が、昆虫の農薬抵抗性に重要な因子であることを特定した。この遺伝子を標的とした阻害物質のスクリーニングを進め、農薬分解菌による害虫の農薬抵抗性の獲得を未然に防ぐ研究開発を進め食料の安定供給のために役立てたい。
16:00~16:30 クロストーク

※講演プログラム・講師について ⇒  こちら をご参照下さい。(PDF 1.37MB)

参加方法

講演会参加費 無料
Zoom参加 下記フォームよりお申し込みください。
お申し込み締め切り: 8月3日(水) 12:00
*お申し込み時に申込完了メール、セミナー開催2日前迄には開催通知をお送りする予定です。メールアドレスご入力の際はお間違いのないようご注意ください(間違っていたら開催通知が届きません)。
*ご記入いただいた個人情報は、本セミナーに関する申込者との連絡の他、JBAメールニュース・セミナーニュース等でのセミナー等ご案内に利用させていただきます。また講師・関係者とも参加者情報を共有いたします。
*メールが届かない場合は、開催の1営業日前までに下記担当者にご連絡下さい。
お問い合わせ (一財)バイオインダストリー協会
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
TEL: 03-5541-2731  (担当:矢田、岸本)
E-mail:miraibio(at)jba.or.jp ((at)を@に変えてください)

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