アルコール・バイオマス研究会 シンポジウム「バイオマス活用をめぐる国際展開」

 アルコール・バイオマス研究会は、アルコールに関する生産、流通、消費及びバイオマスの生産、資源化、有効利用に関する情報の交換を通じて我が国のアルコール工業の発展ならびにエネルギー問題の解決に寄与することを目的として活動しております。
 持続可能な社会の構築に向けて、国内地域のバイオマスの利活用を進めると共に、地球規模での国際社会におけるバイオマス利用システムの確立が不可欠です。今回は「バイオマス活用をめぐる国際展開」と題し、最近の新たな海外でのバイオマス活用のビジネス事例、熱帯及び亜熱帯中心にその他地域も含めたバイオマスの利活用状況、今年度2月に終了したNEDO委託事業の「バイオ燃料製造の有用要素技術開発事業」の成果報告、恒例の飲むアルコールの話題として日本酒を取り上げました。
 多くの方のご参加をいただきたくご案内いたします。

開催日時 2017年12月4日(月)
13:15~17:35
会場 東京大学 中島董一郎記念ホール
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
備考 15:20~15:30 休憩
17:50~ 交流会(向ヶ岡ファカルティハウス1F レストラン アブルボア

プログラム

13:15~13:20 開会挨拶
13:20~14:00 「タイにおけるバガスからの有用物質製造システムの技術実証」
山田 勝成 氏(東レ(株) 先端融合研究所 リサーチフェロー 研究主幹)
 製糖工場で発生するバガスから、セルロース糖やオリゴ糖、ポリフェノールを製造するシステムのNEDO国際実証事業の概要について紹介する。本技術は、高分子膜技術を用いることで、従来技術と比べ50%以上の省エネを実現するものである。2017年12月現在、タイでパイロットプラントを建設中であり、タイが定めた10の重点産業の一つ「バイオ燃料・バイオケミカル」分野において、食糧と競合しないバガスの有効利用への貢献を目指している。
14:00~14:40 「タイにおけるキャッサバパルプからのエタノール生産」
中村 剛 氏(サッポロホールディングス(株) グループR&D本部 グループ研究戦略推進部 部長)
 キャッサバ芋はタピオカ澱粉の原料として知られているが、その残渣(キャッサバパルプ)は飼料等に一部利用される以外は廃棄するしかなかった。我々は酒類製造の糖化技術をキャッサバパルプの酵素処理、発酵技術を耐熱酵母の使用等へ応用することを目指し、タイ国サケオ県にてNEDO技術実証として一年半にわたりバイオエタノール生産試験を実施した。本技術実証による成果を元にタイ国企業側から事業化の提案がなされ、我々はバイオエタノール生産工場の設備設計、発酵技術、設備運転、人財教育など多方面での技術支援で参画することとなった。技術実証の経過や事業化に向けての進捗についてお話しする。
14:40~15:20 「東南アジアのバイオマス資源の変換技術開発と、その産業化への取組」
小杉 昭彦 氏((国研)国際農林水産業研究センター 生物資源利用領域 プロジェクトリーダー)
 日本近隣に位置する東南アジア諸国で発生するバイオマス資源のポテンシャル、そして資源特性に合った変換技術とサスティナビリティーについて考察。先進国が牽引する産業化への取り組みについても紹介したい。
15:30~16:10 「高効率バイオマス糖化酵素及びその生産技術の開発(NEDO委託事業報告)
五十嵐 一暁 氏(花王(株) 生物科学研究所 第1研究室 グループリーダー)
 第2世代エタノールの普及を目指す中で、安価で高性能なバイオマス糖化酵素が求められている。本NEDO委託事業にて、「糖化酵素の高機能化」、「糖化酵素の工業用生産菌の構築」、「糖化酵素の安価な大量生産技術の開発」の3つの研究項目を実施した。本事業で開発した酵素は、アルカリ処理バガスに対し低使用量で十分な糖化性能を有した。また、開発当初に比べ大幅な生産性の向上を達成し、実用化に向けた技術を確立しましたので紹介する。
16:10~16:50 「有用微生物を用いた発酵生産技術の研究開発 成果報告」(NEDO委託事業報告)
種田 大介 氏(日揮(株)技術開発センター 主任研究員)
 崇城大学・産業技術総合研究所・バイオインダストリー協会と日揮の4研究機関で実施したNEDO委託事業(2013~2016年度)成果を報告する。本研究は、バガスおよびユーカリを主たる対象にして、同時糖化発酵法によるエタノール製造技術を開発した。崇城大・産総研・JBAのチームで開発した同時糖化発酵に適した遺伝子組換え酵母菌を用いて、産総研と日揮が共同で2m3スケールのパイロット試験装置で実証研究を行った。本講演では、新規に開発した酵母菌の性能とパイロット試験結果を報告する。
16:50~17:30 「日本酒の歴史と現在」
渡邊 誠衛 氏(秋田県総合食品研究センター 醸造試験場 場長)
 日本酒の歴史は古く、弥生時代の水稲農耕が起源といわれ、その後の麹カビの伝来、白米仕込み、三段仕込み、低温殺菌技術、純粋酵母の開発など時代と共に製造技術が進歩してきた。清酒の出荷量は昭和48年をピークに1/3に減少したが、近年、若者を中心とした日本酒ブームが起こっている。本講演では、日本酒の歴史から現在の日本酒ブームに至るまでをお話しする。
13:15~13:20 閉会挨拶

参加方法

講演会参加費 JBA法人会員、JBA個人会員(アカデミア所属): 3,000円(税込)
JBA法人会員でない企業(事業者)に所属の個人会員: 8,000円(税込)
非会員: 15,000円(税込)
交流会参加費 4,000円(税込)
お申込み 下記フォームより、お申込み下さい。
お問合せ 〒104-0032
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
(一財)バイオインダストリー協会
TEL:03-5541-2731
(アルコール・バイオマス研究会事務局: 村瀬、青木)

お申込フォーム

お申込みフォーム

○○(株)、(独)××など、組織に属してない方は個人とご記入下さい。

(株)、(独)など省いて(個人の場合にはコジンと)ご記入下さい。

入力例:0312345678


会員の種別必須

個人会員の種別については、こちらからお尋ねする場合がございます。

交流会の有無必須

JBAセミナーに今年度初めて参加申込する方は、お手数ですが以下の住所のご記入をお願いします。

入力例:123-4567

ご記入頂いた個人情報は、本セミナーに関する申込者との連絡の他、JBAからの情報提供に利用させて頂きます。ご案内が不要の場合は、JBAからのお知らせの「案内不要」にチェックしてください。

JBAからのお知らせ

※確認画面からお申込み情報を送信される際、「この内容で送信する」ボタンは1回のみクリックしてください。

記事一覧へ戻る