【報告】"未来へのバイオ技術" 勉強会「筋肉修復に向けた先進医療の可能性」

開催報告

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開催日時 2018年6月11日(月)
14:00~17:00
開催場所 (一財)バイオインダストリー協会
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協力・協賛 (公社)日本農芸化学会、(公社)日本生物工学会

プログラム

14:00~14:05 はじめに
14:05~15:00 「筋肉細胞におけるゲノム編集による遺伝子修復」
堀田 秋津 氏(京都大学 iPS細胞研究所 (CiRA) 未来生命科学開拓部門 主任研究員 / 特定拠点講師)
筋肉が徐々に衰える遺伝性の難病「筋ジストロフィー」のうち、デュシェンヌ型はジストロフィンと呼ばれるたんぱく質を作る遺伝子の変異が原因で発症することが知られており、発症数が最も多く重症度が高い。演者はこれまでに、ディシェンヌ型筋ジストロフィーの患者から樹立したiPS細胞に対して CRISPRゲノム編集技術を用いることで、ジストロフィンタンパク質の読み枠変異をエクソンスキッピング法で修復できたことを発表した。現在は体内の筋肉組織で直接、ゲノム編集を実現するための送達技術開発に取り組んでいる。
15:00~15:55 「ゲノム編集技術「HITI」による生体内組織への遺伝子挿入」
鈴木 啓一郎 氏(大阪大学高等共創研究院 教授)
演者は、米国ソーク生物学研究所Juan Carlos Izpisua Belmonte教授、理研CDB 非対称細胞分裂研究チーム恒川雄二氏らとの共同研究で、CRISPR/Cas9システムを応用し、非分裂細胞でも高効率に遺伝子挿入できる新たなゲノム編集技術「HITI」を開発した。さらに、この技術を用いてマウス生体内でゲノム編集できることを実証した。神経細胞など細胞分裂しなくなった細胞にも有効な新しい遺伝子操作技術である。筋肉の修復をターゲットとした治療等、本技術の可能性について紹介いただく。
15:55~16:05 休憩
16:05~17:00 「機能性食品と運動トレーニングの併用が高齢者の神経筋機能に及ぼす影響」
渡邊 航平 氏(中京大学 国際教養学部 国際教養学科 准教授)
演者は、多チャンネル表面筋電図法を用い、若齢者と高齢者の最大随時筋力(Nm)に対する発火頻度(pps)を運動単位(運動神経細胞~運動神経~筋線維)毎に記録した結果、高齢者は筋力が大きい者ほど運動単位の興奮性が高いことから、運動神経の動きも加齢に伴う筋力低下に強く関連している可能性があることを見出した。食事と運動の併用が高齢者の運動機能・運動神経に及ぼす影響を評価した結果、筋力トレーニングによって運動機能の改善や運動活動単位に変化が生じ、魚肉タンパクの併用は特徴的かつ早期にトレーニングの効果を惹起できる可能性がある。
※本研究の一部は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」(管理法人:生研支援センター)により実施したものである。
17:00~17:30 名刺交換会

参加方法

講演会参加費 JBA法人会員、JBA個人会員(アカデミア所属): 無料
協力・協賛学会会員: 無料
JBA法人会員でない企業(事業者)に所属する個人会員: 5,000円(税込)
非会員: 10,000円(税込)
交流会参加費 無料
お問い合わせ 〒104-0032
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
(一財)バイオインダストリー協会
TEL:03-5541-2731
(担当:矢田、秋元、穴澤)

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