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バイオテクノロジーの基礎用語辞典(7ページ中の5)

28. LMO
遺伝子改変された生物(Living modified organisms)の略。カルタヘナ議定書によれば、「現代のバイオテクノロジーの利用によって得られる遺伝子素材の新たな組み合わせを有する生物」のこと。遺伝子工学の技術を用いて遺伝子を操作された生物、「GMO(遺伝子組換え生物)」と同義である
29. GMO
遺伝子組換え生物(Genetically Modified Organisms)のこと。遺伝子組換え技術によって作出された生物をいい、動物、植物、微生物全ての生物に適用出来る。主要作物(トウモロコシ、大豆、菜種、綿実等)は、育種改良が進み、除草剤耐性や害虫抵抗性作物の商業栽培が行われている。
30. PCR法
DNAの断片を大量に増やす方法。ポリメラーゼ連鎖反応とも呼ばれる。DNAを複製する耐熱性DNAポリメラーゼを利用して、DNA断片だけを増幅し、検出。PCR法は、微量の試料でも短時間に1億倍にも増幅出来るため、遺伝子工学やDNA鑑定等で重要な役割を果たしている。遺伝子組換え食品中に、残存する導入遺伝子を検出することも出来る。
31. プラスミド
細胞内にある染色体以外のDNA分子で、輪のような形をしており自律的に複製(コピー)する。多くの微生物類に見られ、多くは伝達性を持つものもある。プラスミドは、遺伝子組換えにおいて「遺伝子の運び屋」として特に重要で、プラスミドを特定のところで切り開き、その部分に目的とする遺伝子を入れて再度リング状につなぎ合わせ、目的の生物に導入することで、生物の性質を変化させることに利用されている。
32. コーデックス委員会
コーデックス委員会は、FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(国際保健機構)とが共同運営する国際機関のこと。合同食品規格に従って、食品添加物、残留農薬等を含め、種々の国際食品基準を策定している。WHO係争に当っては、コーデックス基準を使用する。
33. 食品安全委員会
平成15年7月に、内閣府に設置された、食品の安全性を評価する専門的な機関。食品安全基本法に基づき、規制や指導などのリスク管理を行う関係行政機関から独立。国民の健康や保護が最も重要であるという基本的認識の下、規制や指導等のリスク管理を行っている。リスク評価を科学的知見に基づき客観的かつ中立公正に行う機関。委員会は7名から構成され、その下に12の専門調査会が設置されている。

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