グリーンバイオ イノベーション フォーラム(GIF)
地球温暖化問題、エネルギー問題、環境問題等からの脱却を図るためには、自然環境との共存を柱とした環境負荷の少ない社会活動への転換が急務であり、グリーンバイオ技術開発(バイオ製品やバイオエネルギー開発の推進)に課せられた使命は大きくなっています。日本のグリーンバイオ技術開発力の活性化の施策として、JBAのグリーンバイオ系4研究会(発酵と代謝研究会、アルコール・バイオマス研究会、新資源生物変換研究会、植物バイオ研究会)のさらなる機能的・効率的運営を促進するためグリーンバイオ イノベーション フォーラム(GIF)を設置しました。 環境調和型・資源循環型社会を創出するための国際競争力を有する独自のグリーンバイオ基盤研究を推進し、グリーンバイオに関わる産業の興隆に寄与することを目的として、平成28年度より活動を始めています。
世話人代表 石井 正治
(東京大学大学院農学生命科学研究科)
目的
(1)グリーンバイオ系4研究会の連携を一層強化することにより活動機能・効率を高め、環境・ものづくりバイオの活性化による資源循環型社会の創出に貢献する。
(2)提言・立案・連携、情報発信を強化し、社会・産業のニーズに応える。
活動内容
【提言】
・4研究会への助言・提言:グリーンバイオ4研究会の機能的・効率的運営
・政策提言
・産業・プロジェクト創出のための基盤整備
【立案】
・GIF活動計画の立案
・セミナー企画、技術開発プロジェクトの提案
【連携】
・外部団体・企業・アカデミア・JBA研究会等との連携による産官学・異分野連携
・国際情報交換・交流の推進
・「提言」・「立案」活動の促進
フォーラムメンバー
世話人代表
石井 正治 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授/アルコール・バイオマス研究会 会長)
世話人副代表
阪井 康能 氏(京都大学 教授/新資源生物変換研究会 会長)
大西 康夫 氏(東京大学 教授/発酵と代謝研究会 会長)
矢崎 一史 氏 (京都大学 教授/植物バイオ研究会 会長)
小川 順 氏(京都大学 教授/発酵と代謝研究会 特別幹事)
メンバー
学界 63名 / 産業界 82名 / 公的研究機関等 30名 計205名(2023年5月現在)
前年度活動
GIFはグリーンバイオ系4研究会(発酵と代謝研究会、アルコール・バイオマス研究会、新資源生物変換研究会、植物バイオ研究会)のアドバイザリーボードとして研究会の機能的・効率的運営の推進および外部団体(異分野)との連携強化に取り組み、環境・ものづくりバイオの活性化による環境調和型社会の創出に資することを目的として活動しています。
2022年度は「待ち受け型テーマ提案活動」を本格的に展開し、具体的には本活動に資する技術シーズを収集するため、GIFメンバーを対象とした第1回技術シーズ棚卸アンケートを実施し、計8件の待ち受け技術を収集しました。
提案いただいた各技術に対して、GIF世話人代表・副代表から将来的な国家プロジェクトへの応募時の留意点を参考意見としていただき、それらを各提案者へフィードバックしました。
2023年度GIFメンバーを対象として、第2回技術シーズ棚卸アンケートを実施する予定です。
2022年11月に策定された令和4年度第2次補正予算において、バイオものづくりに対して過去に例のない大きな予算が充てられ、大型国家プロジェクトの公募が始まる見込みとなりました。GIFでは2023年1月にプロジェクト提案推進を図るため、GIFメンバーに対してバイオものづくり関連のプロジェクト事業に関する説明会を開催いたしました。文科省とNEDOから所管事業の説明、Global Tokyo Biocommunity (GTB)事務局からは今後GIFと密接に連携を図っていく旨、説明されました。
今後も各機関のプロジェクト情報をキャッチアップし、GIFメンバーに共有するとともにサポートしてまいります。
GIF(Greenbio Innovation Forum)に寄せられた珠玉の研究シーズ集(Part1/Part2) ⇒ こちら
お問い合わせ
(一財)バイオインダストリー協会
グリーンバイオ イノベーション フォーラム事務局 和田・畚野・坂元・青木
TEL:03-5541-2731 E-mail:greenbio(at)jba.or.jp ((at)は@に置き換えてください)
その他
グリーンバイオ イノベーション フォーラム発足までの歴史
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「GIF(Greenbio Innovation Forum)に寄せられた珠玉の研究シーズ集」
グリーンバイオ イノベーション フォーラム(GIF)に寄せられた珠玉の研究シーズ集です。Part1には2022年度情報、Part2には2023年度情報を掲載しています。