Q5

Q1.	バイオテクノロジーってなに？
Q2.	酒、みそ、しょうゆ、納豆もバイオテクノロジーで作るの？
Q3.	「遺伝子組換え」は、突然生まれたわけではありません。
Q4.	日本は少子化ですが、地球全体ではすでに定員オーバー！
Q5.	遺伝子組換え食品の安全性は、厳しく審査されています。
Q6.	あなたは、毎日遺伝子を食べています。
Q7.	食卓の作物は、ほとんど品種改良されています。
Q8.	クローン牛のライバルは松坂牛？
Q9.	バイオテクノロジーとワインのおいしい関係！？
Q10.	遺伝子組換え作物は、農薬を減らせます。
Q11.	『花の命は短くて』という言葉がなくなる？
Q12.	トウモロコシも自然に還るプラスチックに変身！
Q13.	遺伝子ってなに？体の中でどんな働きをしているの？
Q14.	青カビが人命救助？
Q15.	体に合った服を作るようにあなたにぴったりの治療をする『個別化医療（テーラーメイド治療）』。
Q16.	今地球は、砂漠化の危機！砂漠化防止にも、「遺伝子組換え」が期待されています。
Q17.	きれいな海を守るため、微生物が大活躍！
Q18.	「遺伝子組換え」が、よい環境を保つ農業を可能にします。
Q19.	地球温暖化を防止するバイオエネルギー。
Q20.	バイオテクノロジーは、ごみ処理名人！
Q21.	「クローン技術」ってなに？

この他に、「バイオテクノロジーQ&A」、バイオ専門家向けの「もっと知りたい人のためのバイオテクノロジーQ&A」があります。

厳しい審査を経て、安全性が確認されたものだけが商品化されます。

　厚生省は、開発企業から申請のあった遺伝子組換え作物について、食品としての安全性の評価を行っています。

　遺伝子組換え食品の安全性評価の仕方については、国際機関のOECD（経済協力開発機構）が多くの専門家を集めて、徹底的に検討して科学的原則を定めました。それに従って、厚生省が具体的な基準を作り、消費者や生産者の意見をも取り入れた上で、多くの専門家による評価が行われています。主として、遺伝子を組換える前と食品の栄養や成分が同じか、毒性を持たないか、アレルギー源がつくられていないかなど、さまざまな項目が検討されています。
　こうして、食品としての安全性において従来の作物と違いがないとされたものだけが、私たちの手元に届くようになっています。
　すでに20年以上遺伝子組換え作物が作られ消費されてきましたが、ヒトの健康や環境に害を及ぼしたとする報告はありません。

　こうして、食品としての安全性において従来の作物と違いがないとされたものだけが、私たちの手元に届くようになっています。

●「遺伝子組換え」は、バイオテクノロジーのひとつです。

自然の中に、100％安全というものはありません。

例えば、キノコのように、植物にも身を守るためにある種の毒を作るものが少なくありません。

　人間は、経験により、有毒なものは避けたり、食べられるように工夫したりしてきました。現代は、長い歴史の中で得た知恵に加えて科学的な分析により、食品の安全性を事前に確認できるようになりました。遺伝子組換え作物に関しても、厳しい安全評価指針に基づき、食品としての安全性を科学的に確かめています。

更新日： 2018年3月5日